四国秋季高校野球の準決勝が3日、香川県のオリーブスタジアムで2試合が行われた。
第1戦は高知県勢同士の高知高対室戸高。高知が初回、二死一、二塁から森田の中越え2塁打で一点を先制。
ところが4回、室戸のエース森沢を降板させ、ライトの中山に交代。このとき誰もが「なぜ?」と思った。絶対のエース森沢に何かアクシデントがあったのか、誰にもわからなかった。ところがこれは室戸の作戦であった。これまで室戸は高知とは新人戦、秋季県予選で対戦。ともに頼みの森沢が打たれて負けた。特に新人戦は三回までリードしながら中盤、森沢がつかまった。総合力は高知が上。中山はスライダーの切れがいいので登板経験はないが3イニング粘らして、7回から再び球威のある森沢に投げらす━━この作戦は実は前日に森沢が監督に切り出し、決めたということらしい。あくまで甲子園をつかむための結論であったようだ。
ところが中山は制球力を欠き、試合を決定付ける4点を失い、作戦は裏目に出てしまった。
そして7回から再びマウンドに上がった森沢が8回に2点を取られ、7−0で8回コールド、高知の勝利に終わった。
しかし、この試合の最大の高知の勝因はエース国尾の好投に尽きる。8回までわずか75球、2安打の内容は完璧であった。
これで高知は12年ぶり8回目の甲子園を手中に収めた。
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